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【結婚体験談】神前式(20代初婚)

6回結婚式に参列したことがあるのですが、いずれも花嫁がウェディングドレスを着る、西洋風の結婚式でした。

私は、友人のウェディングドレス姿を見るのはとても好きです。しかしいざ自分が着るかとなると、嫌でした。ドレスは露出が多く体型も目立つので、美意識を保って本番に挑むということが苦痛だったのです。

また披露宴をするのも嫌でした。そもそも友人達に私の晴れ着に興味はあるのか疑問で、そんな中招待して「私を見に来なさい」というのも気が引けました。

20代の初婚で、白無垢を着てドレスは着ない、家族婚で納めるという選択をする人は少ないのだろうと思います。しかし私にはこれが非常にちょうどよかったです。

5月5日の端午の節句に神前式を行いました。思っていたよりもずっとずっと楽しく、大切な一生の思い出になりました。今回の記事はそのお話をします。

目次

白無垢は純白で

和婚専門の業者を利用したのですが、それでも白無垢の選択肢は少なかったです。柄ではなく色だけで選びました。

もし白無垢の検討をされている方がいれば、ぜひ純白の、青みが入っているくらいの白色にしてください。私のようにイエベで健康的な肌色だと写真映りが良いからと黄色の混じった白色をお勧めされるかもしれませんが、それでも純白の方が輝きます。あの光り方は、純白の白無垢を纏った花嫁でしか出せないと思います。

頭に百合を付けた白無垢の花嫁
名前に合わせて百合を付ける駄洒落

白無垢の重さは5キロ以上になります。私も以前巫女だったので和装には慣れていたのですが、正座から一人で立つことができませんでした。それでも衣装の力を借りて、しずしずと振舞えたのではと思っています

夫の方も衣装に着られることはなく、恰好の良い着こなしでした。若旦那みたいで、とても素敵でした。夫は元々丁寧に動く人で、着付けの方からも所作がきれいだから和装がより似合う、と褒められていました。。今後和装をする夫婦になるのも良いかも、と企んでいます。

ちなみに支度には花嫁は2時間、花婿は30分くらいかかったかと思います。髪型はショートです。ベリーショートから一度も美容室に行かず5カ月延ばしてこの長さになりました。

ゆり

メイク道具、がん見してました。
ポールアンドジョーのあの下地にエトヴォスのコンシーラーとあのコンシーラー混ぜて・・・

神前式

事前に社務所でリハーサルをし、いざ社殿へ。

ゴールデンウィークで晴天だったこともあり、参拝客が多くいらっしゃっていて、家族婚でありながら色んな方に見て頂くことができました。知らないおばあさんがまるで孫を見るように感激していたのが印象的で、嬉しく思いました。

厳粛な雰囲気の中執り行われました。修祓や慣れ親しんだ祝詞を耳にし、自分が以前巫女で祈禱する側だった頃のことを思い出します。玉串拝たいで厳かな気持ちになり、神様に感謝を表せたように思います。静かで気持ちの良い時間でした。

神前式ではありますが、指輪交換をしたり誓いの文を読んだりします。誓いの文章では”子孫繁栄”ともあり・・・色んな意味はあるとは思いますが、おぉ、となりました。笑

舞は無く、神主2名で執り行われ、最後に言霊についてのお話をいただき30分くらいで終了でした。あっという間でした。

友人に赤ちゃんみたいに愛でられる

家族婚だったため友人の招待はしなかったのですが、何人かに「10時から○○神社で挙式してるから、その時間に参拝したら覗けるよ」とだけ伝えていました。7人集まってくれていて、挙式のあとに一緒に写真撮影ができました。

その時に7人に一斉にカメラを向けられたのも強烈でした。まるで赤ちゃんになったかのようです。

友人達は自発的に来てくれて、式を外から見守ってくれて、私たちの写真を楽しそうに撮ってくれました。おかげで「私きっと今、とてもきれいなんだわ」と素直に思えて、安心して笑っていられました。大事にしたい人たちです。

写真で照れず

改めて撮影してもらった写真や動画を見返してみても、丁寧にメイクされ、丁寧に着付けされ、みんなにぴかぴかに磨いてもらった私は、やっぱりとてもきれいでした。どのカットも変な顔になっていません。私、こんなにポテンシャルあったんだ、と本当に嬉しい気持ちです。

当初は写真を撮られるのが恥ずかしくて、フォトウェディングなどでよく見かけられる不自然さを感じる撮影はしたくない、家族写真だけで良い、と思っていました。

でもここまでピカピカにしてもらってみると、「いっぱい撮ってもらえて嬉しい」「私のきれいを残してくれて嬉しい」なんて気持ちになり、気づけばカメラマンさんに言われた通り、夫と背中合わせのポーズとか日常では見られない光景を撮ってもらっていました。笑

楽しかったです。

会食

挙式の後は家族で2時間半かけて老舗の懐石料理を頂きました。私は曾祖母が母に買った振袖を着ました。この振袖もここで一度お役目が終わります。成人式でも着ましたし、これで私の分はお着物も満足だろうと思います。

この日はちょっと暑くて、お着物を着るにはちょっと汗ばみました。体型補正で白無垢ほどではないのですが、綿をあらゆるところに詰めています。着ぐるみ状態とはいわずとも、ちょっと大変でしたが、着物に袖を通しておいしい料理を頂くというのはとても楽しかったです。

家族でたくさんお話をして、ゆっくりとした時間が過ごせました。披露宴のバタバタが無いため、料理の味を覚えていられたというのは良いことだと思います。

女性としての芽生え

皆さんに女性として愛でてもらえたことが、私に何か芽生えさせたようで、式後から急に女性らしくなりました。

今まで女性らしさを出すことが恥ずかしく、健全な子供らしい娘像を気づかないうちに守っていたように思います。私だけでなく家族にしてもこの式によって、私が成人女性であることが明らかになったように思います。

結婚式をして、大人の女性になれたように感じられているのは思わぬ収穫でした。

ゆり

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