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【建築積算士試験】二次試験を前に

建築積算士ガイドブック

月末に建築積算士の2次試験があります。

今その勉強に疲れ、休憩がてらに文章を打っています。数字を扱って左脳ばかり使ったので、右脳も使うことでバランスが取れたら・・・。笑

さて2次試験の問題をはじめて解いた時、絶望しそうになったのは私だけでしょうか。

1次試験は知識問題が多く、数量計算は出たとしてもそれほど難しくありませんでした。だからテキスト以外に出版物の無いこの試験で、ひたすらネット公開されている過去問を解くという方法でスムーズに合格できました。

しかし2次試験で同じ勉強方法を取ったところ、ちんぷんかんぷん。

1問に対する解答例の解読に2時間以上かかるという有様でした・・・(鉄骨の数量拾いはやったことがありませんでした。BP?なにそれ?というレベルで始めています)。

回数をこなして徐々にこの解読がスムーズになり、ここでやっとスタートライン。自分で問題に取り組めるようになりました。徐々に計算の流れやそれぞれの条件(圧接の有無や欠如等)が自然と頭に浮かぶようになり、今日で5年分の過去問を行ったのですがなんとか希望が見えてきたような気がしています。

2次試験の問題のメインは図面からの数量拾いです。経験した方なら重々ご存じと思いますが、これにはとにかく集中力を要するのです。

終盤ともなれば、柱芯と壁芯を間違えたり、鉄筋の太さを間違えたりケアレスミスが多発します。RC躯体→仕上げ→鉄骨の順で出題されるのですが、調子が悪いと初っ端のRCの時点でぼーっとしてきます。

本番は火事場の馬鹿力で何とかなるでしょうけれど、スタミナ勝負の試験と言っても良いかもしれません。

目次

問題を解いていて思う、建築積算という仕事について

数量拾いや内訳書の作成って、本当にパズルのようではありませんか?
やっていると義務教育の数学の図形問題を解いているのに近い感覚になります。

きっと数字がカチッとはまる感覚が好きで建築積算に従事する方もいらっしゃるんだろうなとは思うのですが、私はというとそこまでの魅力に感じられていません。

でもだからといって嫌いというわけではありません。最初から最後まで積算基準という絶対的なルールに則り、コンピューター的に計算をして、何も考えずに成果物を生み出すというのは案外楽でもあります。

こうやってモチベーションを確認しつつひいひい問題を解いているわけですが、そもそも建築積算において正確な数字が出せるというの大前提で、大切なのは建築生産活動における様々な要望のバランスを取ることです。

設計者の要望、環境への影響、下請けの要望などを汲み取り、現実的な金額を算出する。それには、現場経験で身に着くものが多いと思います。

私は現場経験が希薄ですし、ゆるゆる楽しい生活をしたいので、数量算出マシーンとしての性能を上げるべくこの試験に合格出来たらよいなと思っています。

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