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【結婚体験談】両家の実家に結婚の挨拶

夫婦で使っている革製システム手帳(ロロマクラシック)

両家の実家に、結婚のご挨拶に行ってきました。お互いにお互いの家族と会うのは初めてです。

連休を使って一気に終わらせようと、以下のような日程で実行しました。

8月12日:妻の家に挨拶。両親と中華ランチに行く
8月13日:夫の家に挨拶。ご実家を訪問してピザを食べる

ゆり

渦中では疲れを感じていませんでしたが、今になって疲れが出ました・・・。一気にやるのも一長一短ですね。

目次

1.両親に「結婚の挨拶をしたい」という話を持ち出す

プロポーズから半年。どちらからともなく「そろそろ両親に結婚の挨拶をしようか」という話になりました。

彼とは付き合って6年になりますが、双方から「別れた時嫌だから、結婚する相手以外連れてこないで」と言われていたため、今まで一度もお互いの両親と顔を会わせたことがありませんでした。

こちらも緊張していますが、両親も緊張するはずです。いきなり「結婚」「結婚挨拶」「両家挨拶」というワードを出して驚かせたくなかったので、家族の前でぼちぼち結婚することになりそうだよ〜というアピールは重ね、じわじわと布石を置くようにしていました。

私(妻)の話になりますが、いよいよ結婚の報告を切り出すという時には仰々しくしたくなかったため、両親がリビングでのんびりしているところを見計らい「そろそろ彼を紹介したいのだけれど」と持ちかけたました。すると今までの積み重ねがうまく働いた様で「いつにする?合わせるよ?」という実務的な返答が返ってきました。

私の両親からは「彼と会うのは自宅ではなく、どこか店でやりたい」との希望が。自宅に招くと、家を片付けたり考えたりすることが多いからだそうです。ただ顔を合わせて紹介できたらそれで十分だと思っていたので、我が家への挨拶は外食で行うことに決まりました。

一方彼の家の方ではゆっくりと話が進み、私が訪問する予定日の1週間前になってご自宅で開催するとが決まりました。・・・家柄って出ますね。

彼の訪問前に、両親に話しておいてよかったこと

当日、込み入った質問はしないようにお願いした

彼から「込み入った質問はしないようにお願いしておくから、安心してね」と言われ、それは良い案だと私の両親にもお願いしておくことにしました。私たちの場合、結婚を反対されることは無かったので、込み入った質問があれば、何も初めましての場じゃなくても、個別で受ければ良いのです。

おかげでこの挨拶の場を、具体的に事を進めるための会議ではなく「これからどうぞよろしくね」という穏やかな交流会にすることができました。

「結婚させてください」って言われたいか親に聞いておいた

私の母的には「いざこういう言葉を言われたら気まずい」とのことでした。事前に聞いておいて良かったなと思っています。私も彼にそういうことを特に求めていなかったので、変な緊張をせずに済みました。

また母曰く、私たちの場合は「結婚する相手ができたので紹介します」という、どちらかというと事後報告に近いスタンスでで、言うなれば「結婚させてください」よりも「結婚します」の方が近い。それなら宣言みたいなことをしなくていいんじゃないか、とも考えていたそうです。スタンスを気にする母です。

2.彼が私の実家にご挨拶

一応形式上「嫁入り」ということで、彼が私の両親に挨拶するのが先となりました。

特に母がこういう順序や筋立て等を結構意識していました。
母は通常、形式的なものに厳しい人ではありません。ただ今回は家と家の話になるため、相手の家柄を尊重し、お互いの家の印象も悪くならないようにと気を配っていたが故に筋書きを大切にしていました。ここで母の育ちの良さを知ります。

例えば彼を迎えるにあたって、当日の会場決めから支払いまでを全て私の両親が行なってくれたのですが、これについても「彼が家に挨拶に来たいと言っているところを断って、外でランチを指定したのは私たちだから、私たちが払うわ」とのこと。

パキパキとうちの両親が進行を務めてくれたわけですが、実際のところ彼から「家に伺って挨拶をしたいです」という声明文が出されていたわけではなく、ただ私が「結婚相手のご挨拶をそろそろやりたいと思う」と言っただけで、全ての物事が進みました。あやかりました。ありがとうございます。

使用した会場

予約された会場は駅直結にある、ホテルメトロポリタンの中華レストランでコース料理をいただきました。

私たちが珍味に不慣れだったこともあって、どの料理が出ても新鮮で面白く話の種になりました。クラゲ、フカヒレ、北京ダック、豚のタン、パクチー。終盤に運ばれてきたジャージャー麺は、ほぼ一人前のサイズで出てきてこれまたびっくり。それも中華料理の量の多さについての話に繋がりました。

落ち着いたウエイターさんたちが私たちの様子を見て、良いタイミングで次の料理を提供してくださったこともあり、食べるのもしゃべるのも楽しめる、良いお店をチョイスしたなと思いました。

待ち合わせ

待ち合わせは先に私と彼が集合して、会場前で待機。後から両親がやってきて、その場で名乗るくらいの軽い挨拶をし、レストランへと向かう流れでした。

手土産

レストランの個室に案内されたところで、彼から父へ手土産のお酒を渡しました。酒飲みな父は嬉しそうでした。

座席

少し広めのテーブル席。上座に両親。下座に私たちが座り、私が下座の通路側に座りました。まるで私が幹事みたいになってしまいましたが、まあこの席順で良かったんじゃないかなと思います。たぶん。

会話

彼曰く少し緊張していたとのことですが、側から見ていた分には、仕事でもこんな感じなんだろうなと感じるくらいで、あまり分かりませんでした。

また心配とは裏腹に父が会話を盛り上げてくれて、私も母もびっくり仰天。
家の中で会話する父は全然空気を読まない人で、会話が噛み合わないことがほぼ常なのに、意外と外ではこんな感じなのね、といつもとはまた違う一面が見れました。こっそり、私の中で父の好感度が跳ね上がっていたりして。

彼の実家の場所に始まり、出身地、大学で勉強していたこと、趣味、父の単身赴任先だった北海道や嫌いな食べ物の話。たくさんおしゃべりをしつつ、たまに起こる気まずい沈黙も逆に笑えてしまうような、そんな和やかな雰囲気で過ごすことができました。

さて私はというと、少し緊張というか、話の流れにアンテナを張っていた疲れで、実は過敏性腸症候群の症状が若干出ていたりしたのですが、これくらいで済んだならもう大成功と言っても過言ではないでしょう。

満腹で店を出て、丁度これから楽天と試合をするオリックスの皆さんがホテルから出発する様子を片目に、私たちも解散をしました。すっきりした面持ちで、私と彼は三越でお茶をし、IWCやカルティエを物色し、明日の私の手土産を購入し、それぞれの帰路につきました。

3.私が彼のご家族にご挨拶

翌日、私が彼の実家へご挨拶に伺います。

彼の実家は私の家から電車で一駅。電車を降りてから急に緊張してきて、駅まで迎えに来てくれた彼と、気持ち歩幅小さく向かいました。

ご実家は可愛らしい雰囲気の一軒家でした。彼に玄関ドアを開けてもらうと、ご両親と妹さんがお出迎え。それをみた彼は「わざとらしい」と称し、一笑して少し和みました。

席に案内される前に、手土産のクッキーをお母様にお渡ししました(たぶんこういう時お父様に渡すものなのだろうけれど、お父様がお母様側に促してました)。かわいいクッキー缶のクッキーです。一応三越の紙袋に三越の包装紙で包んでもらいました(これも家柄の一つかしら)。

昨日の雰囲気とはまた違って、もちろんお互いに丁重に扱う気持ちは通常よりも強めだったとは思うのですが、なんというか「息子が友人を連れてきた」というのに似たフランクな雰囲気があり、気が安まりました。
特にお母様が気さくで、彼の昔の写真を片手に、たくさん話しかけてくださいました。私も彼とは12歳の頃から仲良くしていたので、この時はあーだったこーだったと思い出話をすることもできました。
今思い返すと何か余計なことを言ってしまっていないか、なんてちょっぴり不安になりますが、それくらい気を抜いて話せる、温かいご家庭でした。

また彼の家には子猫がいるということで、訪問前からその子に会うのも楽しみにしていました。実際に間近で見ると、やっぱり写真よりもずっと愛らしくて、最後の方は子猫も慣れてきた様で撫でさせてくれました。
久々の動物ふれあい体験です。毛がなめらかでふわふわというよりも、つるんとした感触があり、動物を飼ったことのない私は、思わず猫アレルギーの彼に向かって「猫を飼おう」と提案しました。

昼食として、途中妹さんがピザをとりに行ってくれました。私と彼は座卓に案内されていて、ご両親と妹さんは少し離れたテーブルに着いていました。お互いの会話が耳に入りつつも保たれるこの距離が、私的にはとても助かりました。近すぎていたら、きっと緊張してピザも味がしなかったことでしょう。

彼の家に入った時からなんとなく感じる安心感と、そんな彼が生まれ育った場所に私が居るというこの状況に、終始じんわりと感動していました。うまく言葉にはできませんが、幸せでした。

子猫を眺めたりしていたらあっという間に2時間経過。帰り際にお父様が白石温麺を持たせてくださり、帰宅後それを見た私の両親が「彼に何も持たせなかった!」と大慌て。そわそわと「電話した方がいいかしら?!」なんて言い出したのには、まだ一度も対面していないのだからと彼からお礼を伝えてもらうことにして、事がおさまりました。

ゆり

祖父母への挨拶・結婚式については、こちらの記事になります。

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