ベロア生地か光沢のある紫のセットアップ。少し広がるパンツの裾から覗くのはピンク色の厚底ハイヒール。つややかできゅっと後ろにまとめられた長い髪。
思わず、うわあと感嘆してしまうくらいの光を放つアンミカさん。しかしその一方でテレビとは違う穏やかさがあり、親近感を覚えてしまうような雰囲気なのが不思議です。
まさかお隣で写真を撮ったり、握手をしたりするなんて思っておらず、完全に委縮してしまいましたが、この経験が私にとって新たな世界への幕開けとなったような気がしてなりません。
着飾るのが恥ずかしい
アンミカさんをお呼びする前に、女性社長のごあいさつがありました。「ジュエリーを付けてすごせるということは、大変幸せで恵まれたことです」とお話され、私はここで良い気づきがありました。
他の記事をご覧になればすぐお分かりになると思うのですが、私は着飾ることに抵抗があります。
物を選ぶときはブランド品であることよりも、機能性や経済性など、理詰めで説明できるような物を求め、周囲から浮かないように気を付けます。また女性らしさの象徴とも言えるお化粧においても、なんだか周囲に嘘をついているような居心地の悪さがあり、ミニマルなメイクを貫いていました。
ですので今回のパーティも、内心高いジュエリーを付けて過ごすことに若干の嬉しさは感じつつも、後ろめたくて隠れたいような恥ずかしさとせめぎ合っていました。
そんな中このごあいさつを通して気づいたのは、今私は、贅沢に着飾る幸せを享受できる人たちがたくさん集まっているという事実です。皆さん美しく、何も恥ずかしがることなく堂々とされていて、なにより嫌味がありませんでした。
美しさに目が無いことと上品さを併せ持つ女性がいるということ、それを直に体感できたのは私にとって革命に近いものでした。
ジュエリー箱を開けた時のときめき
アンミカさんはこのブランドとのコラボで数々のジュエリーをデザインされています。一点一点、どういうところに拘ったのかを丁寧に紹介されているのを拝聴していると、アンミカさん流のジュエリーの見方が知れて大変勉強になりました。
「この蝶のモチーフのものは、ジュエリーボックスでひっくりかえっても、透かしがきれいで、ああ美しいなって思えるでしょう?ジュエリーボックスはときめくのがとっても大事です」
私はジュエリーボックスを持っていません。銀色のプレートにちょこちょこと載せているだけです。その飾り方も好きでしたが、ジュエリーボックスのときめきって何なのでしょうか。
私はこういうときめきの初心者なのかもしれません。学生時代はそういう“華美なもの”は禁じられていましたから、無意識的に排除してきていたのかもしれません。メイク用品へのときめきも、パケ買いも分かりません。私はこれからギコギコ、この美しいものへのセンサーを稼働させ、ちょっと反応があれば行動に移るなどしてリハビリに励むことにしました。
先日、いよいよ百貨店のブランドコスメデビューをしました
モチベーションの上げ方
アンミカさんは登壇早々、食事や姿勢の大切さという私たちの身近なところのお話をされて、さすがのトーク力で一気に参加者の関心を集めました。
着物文化の日本は肩が内巻きになりやすいので、ジュエリーが光にあたって映えるように胸を高くしましょう。肘はできるだけ前に出ないようにしましょう。運を動かすと書いて運動です。諸々。名言のような言葉がたくさん並び、1時間弱とは思えないほどの内容の濃いトークショーでした。中でも印象的だったお話は、モチベーションの上げ方です。
五行色体表
アンミカさんは甲状腺を悪くしたことがあったそうで、そこから漢方を学び出したのだそうです。人を良くすると書いて、食。
五行色体表をもとに1年間食事を見直し、それでも体調の悪くなるところがあったらそれは家系による体質だからそこを対策する、という方法がおすすめされていました。ちょろい私は、思わず漢方を学びたくなりました。
利他の精神
「テレビで自分が面白い話をしようとすると、番組の雰囲気は高まらない。自分が笑顔でいることで、他のタレントさんたちの話が引き出せるようにと思う方が、力が湧いてきます」
「神社でお願いするときは、神様に、その願いをかなえる力をもらえたら、私はそれを使ってこういう風に周囲を光で照らしますって誓いを立てています」
聖人を目の当たりにした気持ちでした。そりゃあ神様もみんな応援したくなりますよね。
積極的に握手にいけない
なんとテーブルごとにお写真を撮って下さるとか。しかもたまたまお隣に立たせていただき、握手もしていただきました。積極的に行くには自分に自信がなくて、次もしこういう機会があったら堂々と握手に行けるように、自分を磨こうと思いました。
その後エネルギーが変わったのか、びっくりするくらいお腹が空かなくて・・・!ヒルトン地下のアショカで美味しいはずのカレーを頂いたのですが、あまり食べられずびっくりしました。
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