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無駄足に腹を立てたくは無いのだけれど

ウェスティンホテルのかわいいショートケーキ

本当は今書き物がしたい。折りたたみテーブルを開いて、手帳を広げて、万年筆でカリカリと書き出したい。昨今の手帳ブームに乗ればこういう場所でも書けるかしら。

私は今新幹線で東京に向かっています。座席は3列席の真ん中です。書き物をするというのはとてもパーソナルなことです。それもただ手帳に予定を書き込み、確認するのではなくて、ここでいう”書き物”は日記のようなものです。公共の場でこのようにパーソナルな場を広げるというのは、私としても恥ずかしいし、周囲の人にとっても少し窮屈さを与えてしまいそうで憚られます。

こういう時にスマホは便利です。しかしこれは私の癖なのでしょうが、これでは画面が小さく、机に向かって座り直すこともないのでうまく文章が出てきません。今回はできるかぎり文字を小さくしたiPad上で書くことにします。

座席というのに当たり外れがある、ということに誰しも共感いただけると思います。今回は当たりでした。品のある女性2人の間に座っています。こういうラッキーなことがあると、何か理由があるのではないかと探ります。例えば、今日早起きをして「一日焦らずに過ごそう」とノートに書いたからではないか、とか。その逆も然り、退屈なことにも理由を探しがちです。

昨日、老舗の百貨店でネックレスの受け取りに行ったのですが、無駄足になったということがありました。
留守番電話で午前中には届くという話で、そこから昼休みに急ぎ足で店舗まで受け取りに行ったのですが、まだ届いていませんでした。仕事終わりにもう一度行かなければならない、その途中でどこかに寄って何か目的を果たすこともない。ただ全く同じことを2回行わなければならない事態に対し、ここまでの無駄足を経験したことがおそらく今までに無かったもので、大変憤慨しました。しかしお店の人には、自ら「ありがとうございます。こちらこそすみません、ではまた」なんて言ってしまう始末。何をお礼言っているのか私にも分かりません。私があんなに会社の階段を音を立てて登ったことを、きっと想像もされなかったことでしょう。

勤務中、受取りの時には「説明と謝罪はもう良いので、早く包んでください」とだけ言い放ってさっさと家路に着くぞ、と意気込んでいたのですが、いざもう一度店の前に行くと「ほんとねえ、申し訳ありませんでした」と言いながら渡されたのがMeryのミルフィーユチョコレート。店員さんが可哀そうに思ったようで、用意してくださっていたのでした。

これで無駄足は無かったことになりました。往復作業がチョコレートに変身したのです。なんとも不思議なものですっかり機嫌がよくなり、店員さんのセールストークをのんびり聞いてから帰りました。あれではどっちが楽しんでいるのか分かりませんが、私は店員さんの話をうんうんと最後まで聞いて、帰り道も足取り軽く帰りました。

何がどう繋がるのかわからない。今日の嫌なことが、明日の良いことになるかもしれない。表面だけ見ずにあとからわかるのだと思っておきたい です。ああ酔ってきた。字が小さいとだめですね。

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