お気に入り度 ◎◎◎◎
おすすめ度 ◎◎
良い点
・初代ポルトギーゼそのもの
・裏ぶたから見えるCal.9828は圧巻
・プラスチック風防のため軽く装着感も良好
悪い点
・非防水
・手巻きの音、稼働音がとても大きい(個体差?)
・夜光塗料が無いため暗所では読み取りが困難
ついに伝説を手にしました。
と言っても、オリジナルのポルトギーゼRef.325は天文学的な価格です。今回は、Ref.325のデッドストックを用いて、世界1000本限定で製造された1993年のIWC創業125周年記念アニバーサリーウォッチRef.5441を紹介します。

なお、ポルトギーゼ誕生に至る経緯は3部作でまとめていますので、ぜひご覧ください。



現在はポルトギーゼ・ジュビリー、ジュビリーギーゼなどと呼ばれますが、正式名称は「アニバーサリーウォッチ」です。

諸説ありますが、Ref.325のデッドストックのケースとムーブメントをベースにしたとされています。ステンレスの他、貴金属製のケースも製造されました。また、派生してジャガールクルトの機械を乗せた34mmの小型版(Ref.3531)も製造され、今日ではスモールギーゼと呼ばれています。
ケースはRef.325のシンプルそのものです。
普段あまり意識しませんが、ここまでシンプルだと、インデックスの書体と合わさり、バウハウスデザインに見えないこともないです。ユンハンスのマックス・ビルと相性が良いかもしれません。



側面には、限定のシリアルナンバーが刻まれています。シンプルなスリーピースケースですが、ベゼルと裏蓋のいずれも嵌め込み式のため、水気には気をつけた方が良いでしょう。非防水のため、刻印無しのリューズです。

文字盤は往年の筆記体ロゴに、エンボス加工のアラビアインデックス、パールドロップのミニッツインデックスと手が込んでいます。

中の機械は素晴らしいCal.9828です。




夏場はポートフィノ用のミラネーゼ・メッシュ・ブレスレットに付け替えると快適です。時計の防水性は怪しいので、定期的に裏蓋の汗を拭うなど、ケースの寿命を伸ばすためにも気を使う必要があります。
高温多湿な日本において、この意匠をガシガシ普段使いしたい方には、ポルトギーゼ・ハンドワインドエイトデイズRef.5102をおすすめします。


日本の気候では酷使には向きませんが、IWC愛好家に夢を与えてくれる素敵な時計です。機会があれば、ぜひ手に取って頂きたいと考えます。

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