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IWC GSTアクアタイマー Ref. 3536をたたえる

室内でのIWCのGSTアクアタイマーRef.3536

おすすめ度 ◎◎◎◎◎
お気に入り度 ◎◎◎◎

良い点
・ocean2000の系譜に連なる屈強なケース
・あらゆる過酷な環境に耐える2000m防水
・ブレスレット、ラバーストラップ、ファブリックストラップ、ベルクロアタッチメントあり
・ベゼルを取り外して洗浄可能

悪い点
・SSモデルは重い
・ギザギザのベゼルで袖がボロボロになる
・ブレスレットを手入れしないと腐食し固着、脱落の危険性あり(IWCのブレスレット全てに共通のリスク)
・ムーブメントは特筆することなし

廃盤から20年近く経ちますが、中古市場での人気が衰えることはありません。IWC入門にもおすすめですし、インヂュニアRef.3236ミッションアースと並び「これさえあれば何もいらない」と思える数少ない時計のひとつです。

学生時代は鉱物の研究室にいたので、ほとんどの期間を野外調査にあて山奥を探検していました。インヂュニアのみならず、GSTアクアタイマーも着用しました。洞窟や川に入ったり、沢登りをしたり、ハンマーを打ったりと過酷な使い方をしました。最も信頼できるタイムピースのひとつだと思います。

SSケース黒文字盤、SSケース白文字盤、Tiケース黒文字盤があるので、どれにしようか迷う時間が非常に楽しいです。IWCコレクターとしては、ocean2000に近いTiケースがいちばんかっこいいのですが、針も含めて全てマット仕上げで地味なので、ミリタリー感が強くやや好みが分かれるかもしれません。SSケースはポリッシュ仕上げでキラキラしており、やや派手です。

ocean2000同様、ベゼルはネジを外すことで脱着できます。実はサイズも同じなので、ocean2000とベゼルを入れ替えることができ、フランケンシュタインごっこも楽しめます。

ケースとブレスレットが一体化した秀逸なデザインです。ブレスの他にラバーストラップ、ファブリックストラップ(ほとんど知られていませんが、GSTシリーズに着くナイロンストラップがあります。元々GSTラトラパンテの海外限定モデルにセッティングされたものと記憶しています)、アタッチメントによるベルクロストラップの付け替えが楽しめます。

このGSTシリーズから、いわゆるIWCブレスシステム(最近聞かなくなりましたが…)が採用され、ピンでボタンを押すことによるブレスの着脱、駒の調整ができるようになりました。これは現行モデルにも引き継がれ便利な反面、手入れを怠ると汚れが蓄積し腐食、固着やブレスの分解が発生し取り返しがつかなくなります(これについては、別の記事で詳述する予定ですのでご参照ください)。

潜水艦マーク!!!

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