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【中欧4カ国-8】楽友協会に行ってみた

2026年5月13日 楽友協会にて

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会場の印象

ニューイヤーコンサートで見る金ピカの会館。頭で座席を支える女神像の列柱。映像そのままのようにキラキラしていた。シャンデリアがちょっと前側に多く寄っていて、夕方は西陽がステージの背景に差して金色に美しく輝き(高窓になっていて奏者には当たらない)、暗くなるとステンドグラスがステージを満遍なく照らす。そういえばあんなに客席の明るいままに演奏を聴くということがなかった。ストラヴィンスキーの火の鳥で会場後方からトランペットが高々と鳴り響くのだが、振り返ってしっかりと見ることができるくらい明るい会場だった。

何時までに行けばいい?

私が聞いたのはバイエルン放送交響楽団であるため、ウィーンフィルの場合はどうなるかわからないことを初めに言っておく。

さて、私のチケットには「19:30」と記載があり、これが開場なのか開演なのか分からなかった。開演だろうと踏んで、その1時間前に向かった。結果、予想通りこの記載時間は開演時間。

開演30分前である19:00にチャイムがなり、それと共にゾロゾロと人が入っていったので、チケット用意等に不安がなければ30分前に着くので十分だろう。

立ち見席の方はというと、18:30の時点で正面入口から入って左側に進んだところにある階段近くに、おそらく立ち見席の列ができていた。15人程度だったと思う。休憩時間に散策してみると、立ち見席の席取り方法は、噂通りハンカチを手すりに巻き付けておくものだった。

座席選びの参考まで

ステージの上部天井に換気の吹き出し口があり、ステージ側から風が吹いてくるようになっている。
これは前方席の特権かもしれない。これが美しい音楽と共に風を感じることができて、より解放的な気持ちで聴くことができた。

私は1階の10列目、左11番を選んだ。インターネット予約した。
やり方によってはQRコードを事前にダウンロードできるようだが、その方法は分からず、入館してから予約用紙をあの人やこの人に見せて、チケット売り場まで案内してもらい、発見した。

座席を探すと11番席が2つあり、係の人に聞いてみると、左11番と右11番があった。中央から左右に向かって11、10、9と並んでいるため、チケットで座席の左右を確認しないと間違えることになるかもしれない。

10列目に座ってみて、クラシックを知っている人が多く座っている印象を持った。また、10列目は後ろが通路になっているので比較的のびのびとでき、ステージも全体がよく見えた。11列目も同様に通路に隣接するため、快適だと思う。

また26列目から後方に傾斜があり、26列目以降も見やすそうだ。ただ、後方近づきすぎると立ち見席に近づく。座席の値段も下がっていく。後ろ側から騒音が聴こえがちだったように思う。

1階の左右に並ぶボックス席は、椅子が自力で運べる椅子で、各々場所や角度を調整しているようだった。

ステージ側(演奏者の後ろ)の席は、私の席からはあまり見えなかったので、一見目立ちそうだがあまり目立たないかもしれない。ステージ上にたくさんの奏者がいるし、華美な装飾で紛れていたのもあると思う。

ちなみにホール内はスマホのみ撮影可で、カメラはNG。演奏中はもちろんスマホでもなんでも撮影NG。しかしカーテンコールの時のみ、スマホ撮影OK。

開場前と休憩時間(25分)はドリンクの提供もあったが、利用しなかったので、他のブログを参照されたし。

感想

いやあ、本当に良かった。今までブランクはありつつも、楽器と20年付き合ってきたわけだが、そのおかげでこの世界屈指の音楽を解像度高く味わえたと思うと大変感慨深い。幸せなことだと思う。

火の鳥で実際に会場が熱くなって、これは誇張表現ではないのだと驚いた。物理的に本当に熱い(18~9°Cの日だったが、半袖で平気だった。ちなみに男性陣はほぼジャケットを羽織っていてきっと暑かったろう)。

演奏は誰かが突出することなく、風のように滑らかに、行くべき方向に揃って流れている感じでもちろんオーボエ奏者はじめ、それぞれの技術が素晴らしいのだが、このオーケストラが生きているような感じだった。オーケストラの色というものも、思えばこれで強く感じたと思う。

ウィーンフィルの来日公演は聴いたことがあるが、そのオケが慣れたホールでのびのびと演奏して入る分、誇張表現になるかもしれないが本物の音楽というものに触れられたように思う。

奏者は日本で見るオーケストラよりも体を動かす人が多かった。私も動く派なので、今後は恥ずかしがらずにやっていこうと思う(2ndの時は自重します・・・)。

なんだろうな、ウィーンフィルの時も思ったのだけれどどこか特徴的かというとあまりそうではなくて、ここが良かったというのは比較的その場所が目立つから書けるわけで、全ての響きが丁寧で、どう演奏したいという意思があって、そうなると全てよく聞こえてしまって何も言えない。

強いて言えば、火の鳥の盛り上がりがきたグリッサンドCが良かったかな。でもシューベルトも本当に素晴らしくて、もうなんと行ったら良いのでしょう。

3万円が安い。ただただ素晴らしかった、聴いて良かった、きて良かった。そう思える演奏だった。

この演奏を胸に、生きていきたいと思う。

帰国してからYouTubeに上がっているクラシックを聴いていたのだが、違うところがわかるようになっていた。ふと思いついて中学生の時に吹奏楽コンクールで参考音源にしていたものを聴いてみたのだが、こんなに荒い演奏だったのかとびっくりした。きっとウィーンならこういう演奏にならないということがわかるようになっていた。表現したい気持ちと技量のバランスが崩れていて、全体としての音ではなく楽器一つずつの音が立ってしまっているというところの聞き分けができた。生きたオーケストラを作るには勉強が必要なことはわかったし、それにオーボエという立ち位置はとても貢献しやすいというところもわかった。

演奏を聴いて、それをそのまま活かすことができる今の環境はとても有意義である。私は吹奏楽から転身した者だけれど、転身してよかった。今まで指揮者や周囲に合わせるやり方、求められたら答えるというやり方をしてきたが、やりたい音楽というものが少し掴めたように思う。そして上質な音楽がわかったから、いろんな音源を聴いてより楽しめそうだ。

音楽活動へのモチベーションが高まった。

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