2023年春。IWCから7年ぶりとなる、新作インヂュニアの発表がありました。
待望の新作登場にネット界隈がざわめく中、ごうたも悶々と考えを巡らせ、なんとなく落ち着かないご様子。
本記事では、時計愛好家ではない(特にこだわりのない)私から見た、新作インヂュニアの印象と夫の購入検討について、思うところを好き勝手書いてみたいと思います。
ちなみに、私は彼の機械式時計活動を支持していますので、購入検討中の方も安心してご覧ください。
素人目線の新作の印象
まずは素人目線で恐縮ですが、新作インヂュニア(IWCホームページの画像)を見た私の印象について述べてみようと思います。
ちょっと例えがマニアックなのですが、近年のインヂュニアはコンクリート打放しの角をモルタルで補修して、触ると痛いくらいに立たせた近代建築のような、洗練された輪郭が印象的です。
対して新作は、初代を感じるクラシカルな輪郭の丸みがあり、それが私には粋に映りました。アンティークとまではいきませんが、若々しい硬さの抜けた、味のある雰囲気を感じます。
時代は巡るといいますが、そういう波がここにも現れているのかもしれませんね。
価格設定について
ステンレスで150万、チタンで200万。
思わず車と比べてしまう価格だと思います。
(ちなみに私はステンレス推しです。チタンだとどうしても軽やかさが出てくるので、もう少し重さが欲しいなと思います。彼は若干チタン推しです)。
正直、彼が新作マジックにかからずに正常に価格を認識しているだろうか・・・と心配しました。笑
しかし自ら「手元にある時計を手放そうか検討している」と話していたので(それはやめた方が良いと思う)、そこは大丈夫そうです。
時計は資産にもなり得ますが、将来的な価値は置いといて、身に着けることの楽しさを尊重してあげたいなと思っています。
購入を支持した理由
“インヂュニアを身に着ける” “インヂュニアについて考える” という行為が彼の生活に潤いを与えていることを、私はとてもよく知っています。
彼から出てくる話題のほとんどが、インヂュニアかクラシック音楽についてです。
いかにインヂュニアが良いか、着けていると心地が良いのか、仕事のモチベーションになるのか。毎晩毎晩楽しそうに話してくれます。
最近では活動を広げ、いつのまにか分野に精通された方々と仲良くなっている具合です。(所々で熱意を披露しているのでしょう)
彼にとってインヂュニアは、腕時計としての機能以上のものを持っています。
積極的に「賛成しているよ!」と伝えるほどではありませんが、「いいんじゃない?あなたの楽しい方をえらんでね」というスタンスでいます。そして今後も活動を支持し続けたいと思っています。
寛容というわけではない
彼のインヂュニアと同じように、私も彼に認めてほしいことがあるのです。
それは、好きに趣味や習い事をすることです。
これまで色々やってきました。建築士の資格学校に行ってみたり、本格的にヨガを学んでみたことあります。
現在は書道を習い、アマチュアオーケストラ(オーボエ)に所属し、週末には登山をして、カメラで写真を撮ったりもしています。今後は着付けを習ってみたいし、油絵もやってみたい。
私にとってこれら習い事は人生を豊かにしてくれる大切な活動で、お金を費やすに十分値する、むしろおつりがくるんじゃないかと思えるくらいの価値を感じます。
彼がのびのびと好きなものを愛でる隣で、私ものびのびと好奇心を満たさせてほしい。そういう関係が築けたらいいなと思っています。
奥さんのしたいことを先に応援してあげると、お許しが出やすいかも・・・?
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