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IWC インヂュニア ミッドサイズ Ref.4515をたたえる

IWCインヂュニアミッドサイズRef.4515

お気に入り度◎◎◎◎◎
おすすめ度◎◎◎

良い点
・潜水も可能な12気圧防水
・インヂュニアSL Ref.1832の系譜を正当に受け継ぐ素晴らしいデザイン
・ケース、ブレス共に極めてレベルの高い外装
・cal.30110はETAベースのためメンテナンスが容易
・強固なスクリューバックの裏蓋
・34mmの素晴らしいサイズ感
・Ref.3228とペア!

悪い点
・耐磁インナーケースが無い
・ブレスレットを手入れしないと腐食し固着、脱落の危険性あり(IWCのブレスレット全てに共通のリスク)

*この年代の無反射コーティングは、角度によってブルーに見えることがあり大変綺麗です。

ルクルトムーブを載せたRef.3521が廃盤になった後、数年間インヂュニアはラインナップから消えました。2005年、IWCはジェンタを呼び、再びインヂュニアに手を加えてもらおうとしました。しかし晩年のジェンタは作風が大きく変化しており、契約は成立しなかったようです。結局オリジナルのジェンタインヂュニアRef.1832のデザインを踏襲しつつ、グイ・ボベによる、スポーティなデザインのインヂュニアオートマティックRef.3227(2005年)が登場します。

インヂュニア ミッドサイズ Ref.4515は、Ref.3227のデザインをそのままに、ケースを34mmにサイズダウン、ギョーシェ掘りの凝った文字盤にゴールドのインデックスを合わせラグジュアリー感を高めたモデルとなります。耐磁インナーケースを持ちませんが、裏蓋は強固なスクリューバックとなっており加工な過酷での使用にも耐えうるでしょう。

ファブリックストラップ(表面ナイロン、裏面レザー)は茶色及び紺色がラインナップにあるため、これらと交換して雰囲気を変えても良いと思います。

ルクルトの機械を載せたインヂュニアクロノメーター Ref.3521も同じ34mmですが、ケースやブレスレットなど外装の仕上げはRef.4515の方がかっちりしています。また、ETAベースのためメンテナンスが容易な点も高く評価できるでしょう。

なんといっても34mmのサイズ感がよく、長年の愛用に相応しいインヂュニアです。大変気に入っています。

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