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さて、ブレスレットを見ていきましょう。
H型リンクによるブレスレットの基本的な構成は変わりませんが、今回は駒が短くなり、装着感が大幅に向上しました。
小さくぷっくりした駒は、2000年以前のインヂュニア(Ref.3508、3521といった34mmのモデル)を想起させます。コンパクトで良質な雰囲気です。
2005年以降、ブレスレットは長さ10mmの駒を基本として、長さ5mmのショート駒1個で微調整をしていました。5mmずつの調整となるため、腕周りによっては装着感が芳しくない場合もありました。今回は、ブレスレットは長さ7mmの駒を基本として、長さ9mmのロング駒2個が付属します。これを組み合わせることにより、幅広い腕周りに対応し装着感も向上するでしょう。
これまでは、ケースとの接続もIWCメタルブレスレットシステムによるものでした。手元をよく見ると、ケース、ブレスレットいずれも相互にバネ棒で接続されています。いずれも空間がが狭く、ケースやアタッチメントリンクの損傷防止の観点から、ユーザー自身での着脱は控えた方が良いでしょう。メーカーでのメンテナンスに任せるのが最善と考えます。
バックルは観音開きのバタフライバックルに変わりました。オプションで微調整機構を持ったバックルへの交換も可能ですが、チタンはまだリリースされていないようです。また、チタンとステンレスモデルでバックルのサプライヤー表記が異なるとの報告もあります(後者はフランス製?)。チタンはスイス製ですが、これまでのIWCブレスレットのサプライヤー表記とは異なるようです。
下からRef.3228、Ref.3264 、Ref.3289の比較です。
アタッチメントリンクからは、IWCメタルブレスレットシステムが除かれました。なお、アタッチメントリンク単体も部品としてリストアップされています。故障時に、ブレスレット全交換となるリスクが軽減したことは喜ばしいです。
なお、チタンモデルのIWCメタルブレスレットシステムの周辺は、他の部分と比べて黒くなっています。腐食防止の処理なのか、理由は不明です。
定評のあるIWCのブレスレットは、今回も文句無しの出来です。これまでの、鉄板のような剛性感も良いですが、短いリンクの採用により、快適さと耐久性を両立させた見事な仕上がりです。ぜひ多くの人の手に取って欲しいと考えます。
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