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IWC ビッグパイロットウォッチ Ref.5004をたたえる

IWC ビッグパイロットウォッチ Ref.5004

おすすめ度◎◎◎◎◎
お気に入り度◎◎◎◎◎

良い点
・圧倒的な存在感、IWCパイロットウォッチの最高峰

悪い点
・無し!最高の時計!!

IWCのビッグパイロットウォッチRef.500401は2006-2011年にかけ製造され、国内定価は¥1,679,400の高級モデルでした。なんでこんなに高いのか意味不明でしたが、実際に所有すると満足度は高いです。

IWCのパイロットには2つの系統があり、1940年のドイツ空軍士官向け航空用クロノメーター(52TSC)を先祖に持つビッグパイロットウォッチと1948年のイギリス空軍向けマーク11を先祖に持つマークシリーズが現在まで続いています。マーク11が多数現存しマークシリーズも90年代には復刻され広く出回る一方で、52TSCはほとんどが戦中に散逸し幻の存在となっていました。なお、IWCは大戦中ビッグパイロットウォッチを英独両軍に納品しており1000個程度がドイツ空軍、200個が航海用携帯クロノメーターとしてイギリス海軍に販売されたようです(イギリス向けは写真も見たことありません。どんな感じだったのでしょう…)

ビッグパイロットウォッチは2002年にRef.5002で復刻されます。以降Ref.5004、5009、5010とモデルチェンジしますが、いずれも46.2mmの大型防水ケースと7日巻きの頑強な自社製ペラトン式自動巻ムーブメント、軟鉄製の対磁インナーケース、玉ねぎ型の大型リューズと肉厚のリベット付きストラップを持つ点は変わりません。

Ref.500401は2006-2011年まで製造されました。前作から文字盤のフォントが変わり、ミリタリー感が薄れ洗練された印象になっています。ケースの仕上げもより精緻で、フラッグシップ機としての矜恃を感じさせます。46mmケースで敬遠される方がおられるかもしれませんが、ラグがしっかり曲げられており装着感は極めて良好です。

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