社会人になってからアマオケデビューし、2年くらい活動しまして、
結婚&引っ越しにつき退団し、一級建築士試験に集中したことで、おおよそ1年間のブランクとなりました。
試験が10月に終わり、晴れてこの11月から新規アマオケ団員として活動することになりました。わあい。
今回、入団オーディションを受けるのは初めてで、本番より緊張しました。
ざっくり入団までの流れと体験談をまとめたいと思います。
団体を探すぞ!
オケ探しは人によりさまざまです。
好みの選曲をしているところ、オーディションのないところ、長くやっているところ等々。
私は下記のように条件を絞って探しました。サイトはオケ専で、そこから団体のHPを見ました。
県内であること
まずは通えるかどうかが大事ですね。
担当楽器(オーボエ)の募集があること
どの団体にもオーボエ募集がなかったら、最悪問い合わせる気持ちでいましたが、運良く2団体で募集がありました。
怖がりなのでニーズのある団体に「ようこそ〜」ってしてもらいたい。
活動日が平日であること
週末は家族と過ごしたいので、演奏会は休日だとしても、日々の練習はできるだけ平日を希望します。
JAOに加入しているか
私、私立と公立の学校どちらにいくかと聞かれたら、公立派でして、特段「JAOに加入しているからいい団体!」と言い切れるものではないのですが、堅実に活動していそうな印象に惹かれがちです。
これは2団体の内どっちを選ぶかという最終選択で使った指標であり、かなり個人的な判断材料だと思います。
ゆり合奏できたら満足。
あわよくばいい指揮者と、それなりのレベルの演奏なら大満足。
演目やどのホールを使うかなどは、どうでも良いのです。
「見学」という名の「合奏参加」をしてみよう
各団体の問い合わせフォームにて、「団員募集を拝見しまして・・・」という連絡を入れ、見学を申し込みます。
タイミングは定期演奏会明けがおすすめ
この連絡は、定期演奏会後すぐくらいのタイミングだととても良いです。
なぜなら、団員が譜読みをしている段階での合奏を聞けることで、団のレベルがわかりやすいから。
無茶なオーディションを受けて落ち込むリスクが減らせます。
また仮に入団するとしても、練習時間が既団員とほぼ同等になるので足を引っ張りにくく、気持ちが楽です。
楽器を持って行っていいか聞いてみよう
見学の連絡時におすすめするのが、「楽器等持っていくものはありますか?」みたいな感じで、合奏参加したいよっていうのを仄めかしてみることです。
合奏に参加すると団のレベルだけでなく、雰囲気もよくわかります。
また合奏の後にさりげなく?(今思えばあからさまだったかも)「うるさくなかったですか?」みたいな感じで、同じパートの人の反応を探ったりもでき、ミスマッチを防げるように思います。
オーディションを受けるぞ
初入団のアマオケはなかったけれど、ここはありました。合奏参加後にオーディション申し込み用紙を記入してそのまま提出しました。課題はこんな感じ。
課題:C-durの2オクターブ、シューベルトグレイと2楽章の冒頭ソロ
C-dur2オクターブってどうやって吹いたらいいんだろう。
レガートで「ドーレミファソラシドーレミファソラシドー(HighC)シラソファミレドーシラソファミレドー」ってやるのが一番簡単だけれど、よくわからないのでテンポ60くらいで四分音符でそのまま上下することにしました。
正解はよくわからなかった。
グレイトは2ndで吹いたことがあってラッキーでした。隣でトップの人が顔を真っ赤にして吹いていたやつで、そんなにきついんか?と思ったらめちゃきつかったです笑。わかってなくてごめんねって気持ちになりました。
オーディション当日は常任指揮者とオーボエのパートリーダーだけかと思ったら、木管のパートリーダーみんな集まっていて、十五人くらいに見られる感じになりました。超緊張した。本番より緊張した。
結構形になった演奏ができるようになったと思ってましたが、雑念が多すぎて、緊張しすぎてちょっと失敗。でもたぶんアマオケだし、受かるだろうと思ったら受かりました。
実は合奏に参加した時、前の団体の方が木管は上手かもしれないと思ってたんです。だから私もやれるんじゃないかという期待を持って受けた団体ではありました。
余談:練習していない間にうまくなってる・・・?
原理はよくわからないのですが、音楽って感情や心を表現するものだからか、人生経験に合わせて歌い方がうまくなっていたりするんです。それでびっくりする。
私は精神疾患で長く楽器を吹いていない時期があったのですが、あれの後に再開した時もうまくなっている気がしました。感覚的なものだから、そう思っているだけかもしれませんが、今回も結婚や試験や色々段階を経てまた演奏に戻ってきたので、以前とはまた違う音楽ができるようになっているな、と感じました。
だから実は以前の団体の方が楽器がうまかったというわけではなくて、私が変わったというのも考えられます。耳が肥えた?たしかに最近ウィーンフィルとか聞きに行ったし、演奏活動していない間も良い演奏は聴いてきていたなあ。もしやこのキャバール(ロレーのステューデントモデルを使ってます)は魔法の楽器だったりして・・・?なんてね。
とまあわからないですが、なんか上手くなっている気がしてます!笑
演奏の練習だけでは得られない音楽性は、あると思っています。

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