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助勤の巫女

ホテルニューグランドのアフタヌーンティで紅茶に添える檸檬

私は助勤の巫女をしています。

かれこれ通算4年目?になります。
引っ越し先でたまたま訪れた神社の授与所で神主さんと世間話になり、「実は以前助勤で巫女だったんです」とお話ししたらまたご奉仕させていただく運びに。今年のお正月も神社で過ごしていました。

助勤というのはつまりアルバイトです。毎日いる正職員ではなく、お正月やお祭りやお盆など、忙しい日に舞姫(祈祷で舞う巫女)などをします。

私は東北出身で豊栄(とよさか)の舞をメインにしていたのですが、関西に越してきて、こちらでは浪速神楽(なにわかぐら)なのですね。祈祷の流れは一緒でも巫女のやることには差があって、面白い発見も多いです。まさか合法的に?御神前に刀を向けることがあるとは思いもしませんでした。

巫女になる条件は神社によりけりです。生理中はご奉仕禁止のところ、年齢に細かくないところ、髪が短くてもOKされるところ、付け髪(本物)をつけなければならないところ、舞の稽古に1年以上かけるところなど。

巫女になったきっかけは、大学生協で大学生宛に掲載されていた求人を見たことです。見つけた時「こんなものもあるのか」と驚いて、応募し面接し、受かりました。後から聞いたら先着順だったそうで笑。県指折りの大きな神社という恵まれた場所で、細かいところから教えてもらい、大変良い経験をさせていただきました。人間関係も想像よりずっと人間らしく、面白かったです。神主さんは兼業も多くて、バーテンダーや消防団、看護師の方がいました。東北では実家が神社という世襲の方が多めでしたが、関西では家を問わず神社と関係のある人が多いですね。

さて、私は霊感がありません。巫女といえば霊感で、お告げが・・・みたいなイメージありますが案外そうではありません。神主も同様で、霊感のある人もいますがみながそうではありません。むしろ物事に干渉してしまわない分、霊感が無い方がご奉仕に向いているという説もあります。

しかし、明治以前でしょうか、昔の巫女は、霊や神との繋がりを持ち、言葉にする存在でした。そう考えると巫女を自称して活動している人こそ、かえって本来の巫女なのではと思うこともしばしば。占いで前世は巫女ですという診断もよくありますが、そうなると私は現に助勤ではありますが表向き巫女をしているわけで、でもそこまでの使命感や特別な存在としての自負を持っているわけではありません。現代の巫女とは何かということを掴みかねていて、私は大きな声で「私こそが巫女です」とは言い切れない気持ちでいます。助勤ですし。

ちなみにラノベのようなドジっ子の巫女や、無口な巫女には出会ったことがありません。巫女長に指導され育てられ、合わない人は辞めていきます。

ふと思い出したのですが、巫女長が友達の結婚式に参列した際、ホテル内に設置されたお社で神前式というスタイルだったらしく、巫女役のアルバイトの舞をちゃんと指導したらしいです。職業病でしょうか。笑

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